「hdmi 種類」「hdmi の種類」「hdmi 規格」「hdmi 規格 一覧」で調べているあなたは、HDMIにいろいろな種類があるのは分かるものの、何がどう違うのか、自分はどれを選べばいいのかが整理できずにいるはずです。
結論として、「HDMIの種類」と呼ばれるものは①コネクタの形状(タイプA〜E)②バージョン(1.4・2.0・2.1・2.2)③ケーブルの規格(認証ラベル)という3つの別々の軸が混ざっています。この3つを分けて考えると、選び方は一気にシンプルになります。
この記事では3つの軸を早見表で整理し、それぞれの詳しい解説記事へ橋渡しします。
HDMIそのものの基礎は HDMIとは?、端子(差込口)の形や位置は HDMIの端子・ポートとは を参照してください。
「HDMIの種類」は3つの軸に分けて考える

混同されやすい3つの軸
「HDMIの種類」を調べると、端子の大きさの話、4K・8Kに対応するかの話、ケーブルのパッケージの話が入り混じって出てきます。
これは、次の3つがそれぞれ独立した分類だからです。
| 軸 | 何を決めるもの | 具体例 |
| ①コネクタ形状 | 端子の物理的な大きさ・形。挿さるかどうか | 標準(A)/ミニ(C)/マイクロ(D)/車載(E) |
| ②バージョン | 対応する解像度・リフレッシュレート・機能 | 1.4/2.0/2.1/2.2 |
| ③ケーブルの規格 | ケーブルが流せるデータ量(認証ラベル) | ハイスピード/プレミアム/ウルトラハイスピード |
たとえば「標準サイズの端子(軸①)で、HDMI 2.1の機能(軸②)を使うために、ウルトラハイスピードのケーブル(軸③)を選ぶ」というように、3つは掛け合わせで決まります。
知りたいことから逆引きする
軸①|コネクタの形状(タイプA〜E)

5つのタイプの一覧
HDMIのコネクタ形状は規格上5種類(タイプA〜E)が定義されています。
| タイプ | 通称 | 幅の目安 | 主な使用機器 |
| タイプA | 標準HDMI | 約14mm | テレビ、レコーダー、ゲーム機、ノートPC、モニター |
| タイプB | デュアルリンク | 約21mm | 製品化されず。市場では見かけない |
| タイプC | ミニHDMI | 約10.5mm | 一眼カメラ、ビデオカメラ、一部タブレット |
| タイプD | マイクロHDMI | 約6.4mm | アクションカメラ、小型タブレット、Raspberry Pi |
| タイプE | 車載用 | ロック機構付き | 車のドライブレコーダー配線など車載機器専用 |
「hdmi タイプa」はこの標準HDMIのことで、テレビやパソコンで使うのはほぼこれです。
「hdmi タイプe」は車載専用の抜け防止コネクタで、一般家庭では使いません。
家庭で使うのは標準・ミニ・マイクロの3つ
実際に手にするのは、標準HDMI(A)・ミニHDMI(C)・マイクロHDMI(D)の3つだけと考えて問題ありません。
テレビ・モニター・ゲーム機・ノートPCの側は基本的にすべて標準(A)です。
小さい端子が付くのはカメラ類やタブレットなどの携帯機器で、その多くがミニ(C)かマイクロ(D)です。
どちらが付いているかは機器の仕様表か、端子の実寸(約10.5mmか約6.4mmか)で見分けます。
見分け方の詳細は ミニHDMI・マイクロHDMIとは にまとめています。
形状が違う端子どうしは変換ケーブル・アダプタでつなぐ
コネクタ形状はあくまで端子の大きさの違いで、流れる信号は同じHDMIです。
そのため、形状の異なる端子どうしは変換ケーブルや変換アダプタでつなげます。
たとえば一眼カメラ(ミニHDMI)とテレビ(標準HDMI)をつなぐなら「ミニHDMI(オス)-標準HDMI(オス)」のケーブル1本で済みます。
すでに標準HDMIケーブルを持っているなら「ミニHDMI(オス)-標準HDMI(メス)」の変換アダプタを足す方法もあります。
USB-CやDisplayPortなど別の端子との変換は HDMI変換アダプタ・変換ケーブルの選び方 を参照してください。
軸②|バージョン(1.4/2.0/2.1/2.2)
バージョンで変わることの早見表
HDMIは技術の進歩に合わせてバージョンアップされてきました。
番号が新しいほど、一度に送れるデータ量(帯域)が増え、対応できる解像度やリフレッシュレート、機能が広がります。
| バージョン | 帯域の目安 | 対応の目安 | 主な追加機能 |
| 1.4 | 10.2Gbps | 4K/30Hz、フルHD/60Hz | ARC、3D、イーサネット対応 |
| 2.0 | 18Gbps | 4K/60Hz、HDR | HDR、広色域 |
| 2.1 | 48Gbps | 4K/120Hz、8K/60Hz | eARC、VRR、ALLM |
| 2.2 | 96Gbps | 8K/60Hz超、16K対応 | 次世代の高帯域規格(2025年発表) |
普段のテレビ視聴やフルHDのPC作業なら1.4で十分、4Kテレビで動画配信を見るなら2.0、PS5やゲーミングPCで4K/120Hzを狙うなら2.1が目安です。
各バージョンの詳細は HDMIバージョンの違い早見表、個別解説は HDMI 1.4とは/HDMI 2.0とは/HDMI 2.1とは/HDMI 2.2とは にあります。
「HDMI 2.1対応」表記の落とし穴
製品に「HDMI 2.1対応」と書かれていても、4K/120HzやVRRといった機能まで対応しているとは限りません。
HDMIのバージョン表記は、その機能の一部だけに対応していても名乗れるルールになっているためです。
テレビやモニターを選ぶときは「HDMI 2.1」という数字ではなく、「4K/120Hz対応」「VRR対応」「48Gbps」など、実現したい機能名で確認します。
対応の見分け方は HDMIバージョンの違い早見表、出せる解像度とリフレッシュレートの関係は HDMIで4K/8K・120Hz・144Hzを出すには にまとめています。
軸③|ケーブルの規格(認証ラベル)
ハイスピード/プレミアム/ウルトラハイスピードの一覧
HDMIケーブルは「バージョン」ではなく、流せるデータ量で分類され、認証を受けたケーブルにはラベルが付きます。
| 認証ラベル | 帯域 | 対応の目安 |
| ハイスピード | 10.2Gbps | フルHD、4K/30Hz |
| プレミアムハイスピード | 18Gbps | 4K/60Hz、HDR |
| ウルトラハイスピード | 48Gbps | 4K/120Hz、8K |
機器のバージョンに合わせて、対応するラベルのケーブルを選びます。
ケーブル側は上位互換なので、迷ったらウルトラハイスピードを選んでおけば下位の用途でも使えます。
ケーブルの選び方の詳細は HDMIケーブルの種類と規格の違い、長さによる制限は HDMIケーブルの長さの選び方 を参照してください。
「イーサネット対応」(HEC)とは
ケーブルのパッケージにある「イーサネット対応(HDMI Ethernet Channel/HEC)」は、HDMIケーブル内でネットワーク通信もできるようにする機能です。
対応機器どうしをつなぐと、LANケーブルを別に引かなくても機器間でインターネット接続を共有できる、という仕組みでした。
ただし実際に対応した家庭用機器はほとんど普及せず、現在は気にしなくてよい項目です。
「イーサネット対応」と書かれていても、通常の映像・音声の伝送には影響しません。
よくある質問
「HDMIの規格」と「HDMIのバージョン」は同じ意味ですか
ほぼ同じ意味で使われます。「規格」は1.4・2.0・2.1などのバージョン全体を指すことが多く、「規格一覧」で調べる人はこのバージョンごとの違いを知りたいケースが大半です。
ケーブルのほうは「規格」ではなく認証ラベルで区別します。
HDMIのタイプ(形状)はケーブルの性能に関係しますか
関係しません。タイプA〜Eは端子の大きさの違いだけで、対応する解像度やリフレッシュレートはバージョンとケーブルの認証で決まります。
マイクロHDMIでも4K/60Hzに対応した製品はあります。
古いHDMIケーブルを新しいテレビで使えますか
端子形状が同じ標準HDMIなら物理的には挿さり、映ります。
ただし古いケーブルの帯域が足りないと、4K/60Hzや4K/120Hz、HDRで映像が乱れたり出なかったりします。
高画質で使うなら、機器に合った認証ラベルのケーブルに買い替えます。
「HDMI mini」と「micro HDMI」はどちらが小さいですか
micro HDMI(タイプD、幅約6.4mm)のほうが小さく、mini HDMI(タイプC、幅約10.5mm)は中間サイズです。
標準HDMI(約14mm)>ミニ>マイクロの順です。
タイプBやタイプEのケーブルは売っていますか
タイプBは製品化されなかったため一般には流通していません。
タイプE(車載用)は自動車メーカーやカーナビ関連の専用部品として扱われ、家電量販店の店頭には並びません。
結局、何を確認して買えばいいですか
①つなぐ2つの機器の端子形状(標準/ミニ/マイクロ)、
②出したい画質・機能(4K/60Hz、4K/120Hzなど)、
③それに対応した認証ラベルのケーブル、
の順で絞り込みます。
詳しい選び方は HDMIケーブルの選び方完全ガイド へ。
まとめ
「HDMIの種類」は、
①コネクタ形状(タイプA〜E)
②バージョン(1.4/2.0/2.1/2.2)
③ケーブルの認証ラベル、
という3つの別々の軸に分けると整理できます。
端子が挿さるかは①、画質や機能は②、ケーブル選びは③で決まります。
家庭で使うコネクタ形状は標準・ミニ・マイクロの3つだけ、バージョンは用途に合わせて1.4/2.0/2.1、ケーブルはそれに対応した認証ラベルを選びます。
各軸の詳細は ミニ・マイクロHDMI、バージョンの違い早見表、ケーブルの種類と規格 に、全体像は HDMIとは? にまとめています。

