SDカードを買おうとして「値段の相場がよく分からない」「最近やけに高い気がする」と感じている人は少なくありません。実際、2025年秋から2026年にかけてSDカードの価格は大きく上がっています。
結論として、2026年のSDカードの値段は、平時(2024年)の1.5〜3倍程度に上がっており、大容量ほど値上がり幅が大きい状況です。原因はAIデータセンター向けのメモリ需要で、需給の改善は2027年以降の見通しです。急ぎでなければ相場を見ながら、必須用途なら早めの確保がおすすめです。
この記事では、SDカードの容量別の価格の目安、同じ容量でも値段が違う理由、2026年の値上がり事情と買い時を整理します。どこで買うかはSDカードはどこで売ってる?、メーカー選びはSDカードのおすすめメーカー比較もあわせてご覧ください。
SDカードの値段の相場(容量別)
容量別の価格の目安

まず、大手メーカーの普及モデル(UHS-I・U1〜U3)を基準にした容量別の価格の目安です。
下の表は、2024年の落ち着いていた時期と、2026年の値上がり後のおおよその実売価格です。高速モデル(UHS-II・V60/V90)や高耐久モデルは、これより2〜4割ほど高くなります。
| 容量 | 2024年の目安 | 2026年の目安 | 主な用途 |
| 16GB | 約600〜800円 | 約900〜1,200円 | 書類・音楽・一時退避 |
| 32GB | 約600〜900円 | 約1,000〜1,500円 | スマホ・普段の写真 |
| 64GB | 約800〜1,200円 | 約1,300〜2,000円 | 写真・フルHD動画 |
| 128GB | 約900〜1,500円 | 約2,000〜3,000円 | 4K動画・ゲーム機・ドラレコ |
| 256GB | 約1,800〜3,000円 | 約4,500〜7,000円 | 4K/8K動画・大量のRAW |
| 512GB | 約4,000〜6,000円 | 約9,000〜13,000円 | プロの動画撮影 |
| 1TB | 約9,000〜13,000円 | 約18,000〜25,000円 | 長時間の4K/8K撮影 |
コンビニは16GBで1,100円前後、ダイソーはmicroSD 32GBが550円・64GBが770円です。容量あたりの単価は、128GB前後が最もこなれています。
同じ容量でも値段が違う理由
同じ「128GB」でも、数百円のものから数千円のものまで幅があります。違いは主に4つです。
「安ければよい」ではなく、用途に必要な速度・耐久を満たす中で安いものを選ぶのがコツです。スピード表記の読み方はSDカードとは?種類・容量・規格の選び方で解説しています。
microSDと標準SD、どちらが安い?
同じ容量・同じスピードクラスなら、microSDと標準SDの価格差はほとんどありません。
かつてはmicroSDのほうがやや高めでしたが、現在は生産量が多いmicroSDのほうが同等か、むしろ安いこともあります。標準SDスロットの機器で使いたい場合も、microSD+SD変換アダプター(多くのカードに付属)で対応できるため、迷ったらmicroSDを選んでおくと使い回しがききます。ただし、プロ向けの高速標準SD(UHS-II V90など)は選択肢が標準SDに偏ります。
普段使いの128GBなら、国内メーカーのキオクシアEXCERIAが2,000円台前半と手頃で、四日市工場製・5年保証と安心感もあります。SanDiskのExtremeは同価格帯でより高速(U3/V30)なので、4K動画も撮るなら候補です。用途と価格差を見て選んでください。
2026年のSDカード値上がり事情
なぜ値上がりしているのか

2025年秋以降の値上がりは、SDカードの中身である「NANDフラッシュメモリ」の需給が崩れたことが原因です。
生成AIの普及で、データセンター向けの大容量メモリ(高性能SSDなど)の需要が急拡大しました。メーカーは利益率の高いデータセンター向けに製造ラインを振り向けており、スマホやカメラで使う民生用のNANDが不足しています。加えて、2022〜2023年の不況期にメーカーが減産していたこと、円安でドル建ての原価が上がっていることも重なりました。
いつまで続くのか
2026年内に大きく値下がりする可能性は低い、というのが各種の見通しです。
2026年後半のNAND価格も、上昇ペースは鈍りつつも下落には転じないと見られています。データセンター向けの生産能力が本格的に増えるのは2027年後半以降とされ、民生用の供給が緩んで価格が落ち着くのは早くても2027年、というのが大方の予想です。しばらくは「高止まり」を前提に考えたほうが無難です。
今買うべきか・待つべきか
値上がり局面では、「必要になったら買う」を基本にしつつ、必須用途は前倒しで確保するのが現実的です。
| 状況 | 判断 |
| 容量がいっぱいで今すぐ必要/ドラレコ・仕事の撮影など必須用途 | 値下がりを待たず、必要な容量を確保する。使えないほうが損失が大きい |
| 予備・ストックとして買っておきたい | 急がない。カードは経年でも劣化するため、使う直前に買うほうが合理的 |
| 大容量(256GB以上)を検討中 | 値上がり幅が特に大きい帯。本当に必要な容量か見直す。128GBを複数使い分ける手も |
| 今使っているカードが古い・不調 | データ保護を優先し、早めに買い替える |
大きく値下がりする材料が乏しい以上、「待てば安くなる」と過度に期待しないほうがよいでしょう。
少しでも安く買うコツ
同じカードでも、買い方しだいで数百円〜千円単位で変わります。
安さだけを追って容量偽装品をつかむと、データ破損で「安物買いの銭失い」になります。偽物の見分け方はSDカードのおすすめメーカー比較を参照してください。
SDカードの値段に関するよくある質問
SDカードの価格推移はどこで確認できますか?
価格.comなどの価格比較サイトで、製品ごとの最安値の推移がグラフで見られます。Amazonの商品ページでも価格の変動を追跡できます。特定のモデルを狙っているなら、こうしたサイトで「上がりきった直後」や「一時的な下げ」を避けて買うと、無駄な出費を抑えられます。
1TBや2TBのSDカードはなぜあんなに高いのですか?
大容量カードは、小さな基板に大量のNANDフラッシュを高密度で搭載する必要があり、製造の歩留まり(良品率)が下がるためです。2026年は民生用NAND全体が不足しているため、影響がもっとも大きいのが大容量帯です。長時間の8K撮影などで本当に必要な場合を除けば、128〜256GBを複数枚使い分けるほうが割安で、1枚破損したときのリスクも分散できます。
安いSDカードと高いSDカード、体感で違いは分かりますか?
用途によります。スマホでの写真閲覧や音楽再生ではほぼ差を感じません。一方、一眼レフの連写やRAW撮影、4K動画では、書き込みが追いつかず記録が止まる・コマ落ちするといった違いが出ます。パソコンへの大量データ転送でも、UHS-II対応カードとリーダーの組み合わせなら時間が数分の一になります。
値上がり前に買ったSDカードは今使っても大丈夫ですか?
未開封で常温保管していたものなら問題なく使えます。フラッシュメモリは長期間通電しないとデータが薄れる性質がありますが、未使用のカード自体の劣化はごくゆるやかです。使う前に機器側でフォーマットしてから使い始めると安定します。
SDカードのレンタルという選択肢はありますか?
カメラ機材のレンタルサービスで、カメラと一緒にSDカードを借りられることはあります。ただしSDカード単体のレンタルは一般的ではなく、値上がり中でも購入したほうが結局は安く済みます。一度きりのイベント撮影なら、コンビニや量販店で必要な容量を1枚買うほうが手軽です。
中古やフリマでSDカードを安く買うのはありですか?
データ用途ではおすすめしません。フラッシュメモリには書き換え寿命があり、中古品は残りの寿命が分かりません。フリマは容量偽装品や非正規品も混ざりやすく、保証もありません。数百円の節約のために大切なデータを失うリスクは見合わないため、新品を正規販売元で買ってください。
まとめ:2026年は高止まり、必須用途は早めに
どこで買うかはSDカードはどこで売ってる?、100均はSDカードは100均で買える?、コンビニはSDカードはコンビニで買える?、用途別のメーカー選びはおすすめメーカー比較を参考にしてください。


